第68回全国高等学校野球選手権大会福井大会(1986/7/21)

大会詳細(福井県高等学校野球連盟

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1回戦

1986年 7月 21日 15:05〜17:10

運動公園野球場

○6−5 鯖江高校

チーム名

監督

合計

福井高専

奥村

鯖江高校

山口

【福井高専】高畑−山口−高畑=惣宇利

【鯖江高校】高島=岩佐

             昭和45年、福井県高等学校野球連盟加盟以来16年間選手権大会福井大会において幾多の先輩諸氏がチャレンジするも

             勝利を挙げることができなかった。昭和62年は武生市長杯準優勝、春の北信越大会ベスト8を挙げるなど「今年こそ!」の期待

             が高まっていた。試合は初回四球で出た橋本(2年土木)を高畑(3年土木)がヒットエンドランで進め、4番惣宇利(3年土木)の

             タイムリー2塁打で先制した。5回までこのリードを高畑が鯖江打線を2安打に抑える。しかし、好投手高島の前に高専も追加点が奪えない。

             6回表、5番水野(3年機械)が2塁打を放つも後続が凡退する。

             そして、鯖江はその裏、1番中のレフト前ヒットを皮切りに4番高野、5番北田、6番高島の連続タイムリーであっさり逆転。

             7回にも替わった山口から3安打で2点を追加した。観衆の誰もが、「今年もこれまで」と肩を落としたに違いない。

             しかし、この回、2つの刺殺を決め、2死から再び高畑をマウンドに送ったことが8回以降の反撃の足がかりとなる。

             8回表、先頭の川瀬(3年電気)がエラーで出塁すると、2番橋本が1塁への内野安打を放ちチャンスを広げる。ここで、3番高畑が

             ライトオーバーフェンス直撃の3塁打で2者が生還する。さらに、途中からセンターに入った稲田(3年電気)のショートゴロがエラーを

             誘いさらに1点を追加し、1点差に詰め寄った。7回2死から再びマウンドに上がった高畑が8回連打を浴びるもライト水野が好返球で

             走者を刺しピンチを凌ぐ。最終回、ここでベンチを暖めていた川島(2年土木)が代打の期待に応えて三遊間を破った。続く川瀬が三塁線

             を鋭く破り、無死2,3塁の絶好の逆転機を迎える。ここで、2番橋本はストライク、ファールのツーナッシングからきわどくボールを2球

             選び並行カウントとなったところでスクイズを試みる。これが見事に決まって同点!次は先ほど3塁打の高畑。ストライク、ボール、ファー

             ル、ボール、ファール、ボール、ファールのフルカウントから、これも見事にスリーバントスクイズを決めついに逆転する。

             最終回、鯖江は先頭の岩佐が内野安打で出塁。続く、4番高野(次年度は大会2ホーマー)はボールの後の2球目を強振するもサードフライ。

             5番北田の痛烈なセンターライナーを稲田が好捕。6番高島もセンターへ大きな飛球、これまた稲田が好捕しついに福井高専は

             高野連加盟以来の連敗を16でストップさせた。数少ないチャンスを得点に結びつけ、鯖江の猛攻を凌ぎきった快心の勝利であった。

2回戦

1986年 7月 25日 13:00〜

●3−11×(7回コールド) 丹生高校

チーム名

監督

合計

福井高専

奥村

 

 

丹生高校

五島

3×

 

 

11

【福井高専】高畑−山口−高畑=惣利

【丹生高校】坂口=宮崎