地震にあったらどうするか? | ||||||||||||||
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どこで地震にあうのか?例えば、通勤通学途中の電車の中で、あるいは、ある日の日曜日に家族全員で…など日常考えられるさまざまなケースを想定し、予想される危険に対しどのように避難し、どのように身の安全を守るかを考えておきましょう。 | ||||||||||||||
木造家屋では | ||||||||||||||
●グラッときたら頭を保護する
●2階にいれば安全な場所に留まる…2階は1階よりも安全 ●1階なら事前の判断で行動する…外に出るか、中に留まるかを瞬時に判断して行動する ●まず火の始末をする…ガスの元栓を閉め、電源も切る ●窓や戸を開けて出口を確保する…本震で被害を逃れても余震や火事で緊急に非難が必要になることもある ●家族同士で声を掛け合い平常心を保つ…平常心を取り戻して冷静な行動を |
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団地、マンションでは | ||||||||||||||
●しっかりした設計・施工の建築物なら、ひとまず安心
●類焼の危険を防ぎ初期消火に努める…本震が治まったら、類焼を防ぐためにドアや窓は閉めておく ●家具の倒壊や備品によるけがに注意…狭いところの方が多くの柱や壁に支えられているのでより安全 ●高層ビルでは揺れより火災に注意…出火があるときは火元を確認してから避難し、エレベーターは使わない ●窓や戸を開けて出口を確保する…本震で被害を逃れても余震や火事で緊急に非難が必要になることもある …火の始末と同時に二次災害に備えて出口を確保しておく |
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繁華街や劇場では | ||||||||||||||
●危険な場所、状況を頭に入れておく…危険な場所からは早く遠ざかる
●何よりも頭部、顔面を保護する…繁華街では落下物によるけがが最も危険 ●道路の中央、街路樹の下も避難場所になる…万全とはいえないが危険度が減る ●劇場、映画館では椅子の下に潜る…広いスペースの割りに柱が少ないので、天井が崩れる危険がある ●競技場などではグランドの中央へ…出入り口に殺到するする人波に巻き込まれないようにグランドに避難した方がよい ●パニックに巻き込まれない…デマ情報に惑わされず、自分の信念をもって行動する |
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デパートやスーパー、地下街では | ||||||||||||||
●従業員の指示に従うのが一番…各デパート、スーパーでは防災対策が立てられている
●落下物、倒壊物から身を守る…照明器具や装飾物の落下、陳列棚の倒壊によるけがの危険性が大きい ●すぐに外へ出るのはかえって危険…状況を判断してから、次の行動にでるのが賢明 ●地下街は地上よりも安全…地下街は揺れが少ないので落ち着いて行動する ●避難は壁伝いに進む…混乱した人に巻き込まれにくく、暗闇や煙の中でも避難しやすい ●地下街には30m以内に出入り口がある…どこの地下街でも60m間隔で出入り口がある |
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こんな状況では | ||||||||||||||
●オフィスでの仕事ならデスクの下に潜り込む
●エレベーターの中ならすぐ降りる ●閉じ込められたらインターホンで外部と連絡をとる ●エスカレーターでは将棋倒しになる危険がある ●橋、歩道橋の上なら振り落とされないこと |
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乗り物の中では | ||||||||||||||
●静かに救助を待つしかない場合もある…大惨事に巻き込まれたら救いを待つしかないこともある
●投げ出されないように体を保護する姿勢をとる…急ブレーキがかかるときに備える ●停車しても車外に飛び出さない…車内放送に耳を傾け、乗務員の指示・誘導に従う ●ホームにいるときは柱のそばに身を寄せる…表示板や照明器具などの落下に注意する ●新幹線はドアからしか出られない…窓を人力で壊すのはほとんど無理で、脱出口は基本的にドアだけになる |
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自動車運転中だったら | ||||||||||||||
●ゆっくり減速して左側路肩に駐車する
●カーラジオで情報を集めほうしんを決定する…交通情報や火災情報を収集してから行動方針を決定する ●大地震なら車を捨てて徒歩で避難…車を降りる時はドアや窓を閉め、キーをつけたままドアロックをそしない ●高速道路からはすばやく避難…近くのランプや非常階段から徒歩で一刻も早く避難する ●事故、出火の場合には至急連絡する…非常電話を使って至急連絡する …急ブレーキはかけない |
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参考文献:地震災害 防災の手引き,小学館,1995 | ||||||||||||||
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