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■全国高専 デザインコンペティション2008 で見事 優秀賞!!

 

福井高専チームが、優秀賞を受賞しました。中でも、デザコン構造部門(静的部門)で全国最高の耐力をマークしたSharp!は、審査員特別賞(構造賞)を受賞しました。

 

 

 

■全国高専 デザインコンペティションとは

 

【主旨】

 全国高等専門学校デザインコンペティション(通称:デザコン)は,デザインの領域を「人が生きる生活環境を構成するための総合的技術」として捉え,全国の高等専門学校で学ぶ学生の知識と技術と創造力の発揮の場として開催されます。この度, 2008年12月に香川県高松市(高松高専主管)に於いて,第5回の大会を開催する運びとなりました。

 

【部門構成(平成20年度版)】

○構造デザインコンペティション(ブリッジコンテスト)

○環境デザインコンペティション(郷土再生と環境保全の両立

○空間デザインコンペティション(中心街再生のための交流拠点の提案

○ものづくりコンペティション(地域と人間の共生に向けて

 

■2008全国高専 デザインコンペティション作品

 

構造デザインコンペティション【静的の部】Sharp!

       福井高専   土嶋 雄介(環境都市工学科4年)、

               松陰 高大(環境都市工学科2年)

               藤田 祟史(環境都市工学科4年)、

               辻岡 晃(環境都市工学科2年)

               嶋崎 朝巳(環境都市工学科4年)

               阿部 孝弘・吉田 雅穂(指導教員)

 

 最初はトラス橋を作っていました。理由は橋といえばトラスというイメージがあったからです。しかし2回の予選が終わり、E先生の指摘により下路式に限界を感じ・・・上路式の橋に。また、このとき1年生の橋に自分達の2倍もの強さを見せつけられて、一応先輩として負けられないという焦りが気持ちの大半でした。

 そこで夏休み、互いに他のことに忙しい中、できる限り時間をとり、話し合い、製作に打ち込み、ようやく形が決定し、まさに作りはじめようとしたとき、Y先生のアドバイスで考えを180度変えて橋を逆さまにし、(そのときは下の写真の橋の上下逆の形でした)そして現在の橋に至りました。

 この橋の特長は紙の引っ張り強さを活かした構造にあります。まず支点からのびる斜材が橋中央部にかかる圧縮力を引張力に変換しています。それでも圧縮力がかかってしまう部分は筋交とU型の柱で座屈に耐えるよう特に頑丈に作りました。また、重要な部分の接合にはボンドだけではなく、くさびを打ち込んで部材が容易に動かないようにしています。ちなみに偶然にもくさびの配置が人の顔っぽくなっています。

 今回は比耐荷重がないのでできるだけ制限重量いっぱいに強化することが有利だと考えたうえで、さらに引張力が働くところに引張に強い部材を、圧縮力には圧縮に強い部材を、という風にできるだけ理に適った構造を目指し、無駄をなくすことに努めました。僕達は自分達なりに無駄をなくしたこの橋を「Sharp!」と名づけました。「Sharp」というのは本来「鋭い」という意味ですが、僕達はこの言葉に「シンプルながら合理性をもつもの」というイメージを連想しました。

 最後に、僕達にとってブリッジコンテストは初めての経験となるので優勝などよりも精巧に橋をつくり、本番の大舞台で今までで一番良いパフォーマンスができることを目指したいと思います。

 

構造デザインコンペティション【傾斜の部】OVER THE RAINBOW

       福井高専   土嶋 雄介(環境都市工学科4年)、

               松陰 高大(環境都市工学科2年)

               藤田 祟史(環境都市工学科4年)、

               辻岡 晃(環境都市工学科2年)

               嶋崎 朝巳(環境都市工学科4年)

               阿部 孝弘・吉田 雅穂(指導教員)

 

CONCEPT

片持ち梁のモーメント図がもととなり名前の由来ともなっている、しなやかなアーチ.

この橋の見どころであり、私たちが最も気に入っている部分です.

 

POINT

@力が余りかからない中立軸付近を切削することで、無駄を減らしている. 軽量化できた分、より大きな力がかかる部分の補強にまわしています.

A真上から見て橋全体が四角い形状だと、左右に大きくねじれるので、先を細くしてねじれにくい形状にしています.

 

HISTORY

この橋のデザインは、大部分が“直感”でできています.カーブの方がカッコいいとか、最初はそんな感じで形を決めていました.作って壊すを繰り返しているうちに、「直感が正しかった」とか「直感で思っていたのとは違う」などを考察した末、この現在の形状へと行き着きました.

最初に決めた「こだわりの曲線」の信念は、あえて曲げずに、やってきました。それが正しかったかどうかは、未だに分からないままです.

 

■福井高専の作品(予選会にて)

 

○構造デザインコンペティション(ブリッジコンテスト)

▲予選会の様子

 

○環境デザインコンペティション(郷土再生と環境保全の両立

 

○空間デザインコンペティション(中心街再生のための交流拠点の提案

 

 

 

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