時代とともに進化してきた環境都市工学科
■環境都市工学科のアドミッションポリシー(受け入れ方針)■
(1)自然と共生したくらしを営む環境づくりに興味がある人 (2)快適なくらしを共有するための建物とまちづくりに興味がある人 (3)災害から人々のくらしを守るシステムづくりに興味がある人
■環境都市工学科の目的■
(1)環境都市工学に必要な基礎的な学力と能力の育成
“豊かな・うるおいのある都市”を創造する技術者を養成するため,環境都市工学科では構造力学・水理学・地盤工学などの力学系基礎科目を体系的に教育することに加え,計画数理学,地域都市計画などの計画系科目,環境衛生工学,環境保全工学などの環境系科目を重視し,理論に関する学習と演習をとおして理解を深め,応用力を養うことに努めています。さらに,高度情報化社会に積極的に対応するため情報処理能力の修得に力を入れています。
(2)幅広い専門分野の理論に関する応用力の育成
専門基礎科目を応用し,さらに一歩深く踏み込んで,環境都市工学に必要な幅広い専門分野についても学習し,将来“豊かな・うるおいのある都市”の創造に関するいかなる分野に進んでも,十分に活躍できる技術者の養成を目指しています。さらに専門科目(選択科目)も開講されており,学生は将来の進路に応じて選択・修得でき,学習意欲が高まるように配慮されています。
(3)実験実習や卒業研究を通した実践力と創造力の育成
各専門科目の学習進度にあわせ実験実習を実施し,身をもって体験しながら理論を理解させ,あわせて実践力・洞察力の育成に努めています。さらに卒業研究では学生自身にテーマを選ばせ,自発的な調査・研究を援助することにより,研究に対する工学的なアプローチ手法を修得させ,さらにその成果を発表することにより,とりまとめ・発表などの能力の養成に努めています。
■環境都市工学科の歴史■
【昭和30〜40年代】
高度経済成長による社会資本整備と公害問題が目立った時期に,
【昭和45年】
福井高専に土木工学科が設立されました。
【昭和60年代〜】
この時期は,社会資本整備の量的充実から質的充実が叫ばれ,そして,地球規模での環境問題(保護)が紙面をにぎわせはじめたときです。また,情報技術の発達が顕著になった時期でもあります。
そういった中,
【平成5年】
「環境と調和した都市(まち)づくり」を目指して,土木工学科が環境都市工学科に改組されました。ハード面だけでなく,ソフト面を充実させたカリキュラムになりました。
やっとのことで腰を据えて環境問題に取り組む雰囲気が整ってきた最中,兵庫県を中心に大規模な自然災害(1995兵庫県南部地震)が発生し,甚大な被害をもたらしました。一方で,トンネル内部のコンクリートが剥離・崩落する事故が増え,「永久構造物」に対する人々の見方が変わってきました。これを受けて,
【近年】
自然災害への対応,建設から補修へ,環境の保全と評価に関する学問の重要性が指摘されてきました。こういった社会のニーズに応えるべく,
【平成14年】
新たな社会環境に合わせてカリキュラム改訂をはじめました。
【平成15年】
新たな社会環境に合わせて,継続的にカリキュラム改訂作業を行います。
【平成19年】
新たな社会環境に合わせて,新カリキュラム始動。建築系科目群を含めた新たな構成となりました。
【平成21年】
建築士法の改定にあわせさらに建築系科目群を拡充しました。
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